2010年05月06日

本 『ヒトは食べられて進化した』(ドナ・ハート、ロバート・サスマン著、化学同人)

伊藤伸子訳
『Man the Hunted Primates,Predators,and Human Evolution』
Donna Hart,Robert W.Sussman,2005


ショッキングな表題だが、中身はいたってマトモな人類の進化にまつわる話。


・・・トラ・ライオン・ヒョウ・ピューマ・オオカミ・ハイエナ・ヘビ・ワニ・ワシ・・・・・人類の祖先は数々の肉食動物に捕食されていた脆弱な生き物だった。多くの人がもち続ける「人類=狩猟者」のイメージを徹底的に打ち破り、新たな初期人類像を描き出す。・・・(扉の作品紹介より)


一昔前テレビアニメでやっていた。原始人がマンモスをやっつけて、その胴体の巨大な骨付き輪切り肉を運んでいく。男が持ち帰るその巨大な生肉を、女と子どもが今か今かと待っている。


チンパンジーやヒヒ、ゴリラなど、大型の霊長類でさえ、今でも、相当の頻度で食われているそうだ。


初期ヒト科の生態のイメージが一新される。


かなりおもしろい。動物図鑑を見ながら読み進めた。鳥の図鑑が手元になかったのが残念!


『ヒトは食べられて進化した』 目次概略


序文
はしがき
第一章 ありふれた献立の一つ
第二章 「狩るヒト」の正体を暴く
第三章 誰が誰を食べているのか
第四章 ライオンにトラとクマ、なんてことだ!
第五章 狩りをするハイエナに腹をすかせたイヌ
第六章 ヘビにのみ込まれたときの心得
第七章 空からの恐怖
第八章 私たちは食べられるのをぼうっと待っているだけではなかった
第九章 気高い未開人か、血に飢えた野獣か
第十章 狩られるヒト


posted by 米仙 at 07:26 | TrackBack(0) |
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